時は過ぎ―…、

私は3年生、真尋くんは2年生になった。

前と変わらず…真尋くんは私の教室に毎回来てくれる。

でも、1年前とは違う。

私と真尋くんは“恋人”なんだよね。

真尋くんが私を“紗羅”って呼ぶのにも…

敬語じゃなくなったことも…

それを表しているから。