―あっという間に夏休みは終わり、10月…―

前よりも、悠斗くんと話す機会が多くなった。

『なぁ、屋上行こうぜ?』

「え!?じゅ、授業は?」

『いいじゃん!1時間ぐらい。ほら、行こ!』

そう言って私の腕を掴んで、歩き出す。

「ちょ、悠斗くんっ」