「さっきの見てたの?
あれね、アクシデントだよ!!!」

なんだかあせって説明する私・・。

「I KNOW!!!!BUT・・・・・
わかってるけど、
嫌なんだ、
こんな自分が嫌なんだ・・」


その顔はひどく子供じみていた。

大好きなおもちゃを人に
だまって触られたような・・。

いつも冷静なアイツが動揺してる。

気持ち的には悪いナと思いながら

ちょっと嬉しかったりもする。


私の手が無意識にアイツの
左手に伸びる。

・・・大丈夫
心配しないで・・・。
私はここにいるから・・・。

声に出して言いたかったけど
あまりの愛おしさに
喉が押しつぶされていた。


ジャステインの左手が
わたしの右手の指を
からめ取る。


グイっと手を引かれた
瞬間

私の体が
ジャスティンの
体に

引き寄せられた。


遠くで声が聞こえる

・・・遠くで


・・・声が

「由香~~~早くミーティング始まるよ!!!」


「いってくる・・・。」


「うん・・
SEE YOU LATER・・・由香」

指と指が糸を引くように
離れた。