「ミヤ、あんたなんかに負けないよーーーー!!」
と叫び教室まで
私と宮本は競争した。


コイツ、いつも何かとちょっかいを出して
私をムカつかせる。



他の女子に言わせると
’目がくっりとしてて、可愛い顔をしてるのに
憎まれ口をたたくところがいい’
って。

そんなもんかな?


教室に向かって走る私達に
みんなが道をあける。


ウリャー!!!!!!!

二人の雄たけびが教室に響く。

イチバーーーン。


同時に教室にIN。


すでに席についてたミコが
凄い冷静に私に向かって言う。
「由香、あんたミヤ相手にムキになりすぎ。」


ハア ハア ハア ハア ハア・・・・・

「帰宅部のミヤに負けるのいや、ハア、ハア、・・・」

息がまだ荒い。

「ミヤってヒップホップダンスのグループに
入ってるから結構体力あるんじゃない?」


ふーん
どうでもいいけどね、ミヤのことは・・。

チッラとジャスティンに目をやると
隣の席の男子と会話中。


よかった私のムキ顔みられなくて。