教材を置いてある棚の奥に 古いソファーと机。 ここで先生達が休んでる事がある。 でも今日、そこに居たのは ・・・・・’ジャジャ’・・・・ 左手に頬を乗せて眠っている。 小さな顔はこっちに向いていて 確かに目をつぶっているのに 私の目を射抜いているみたい。 射抜かれた証拠に私は動けなくなっている。 少しずつそっと近寄っていく。 今起こしたらもう2度とその寝顔が 見えなくなりそうで・・・。 「ジャジャ・・・・。」 小さく呟いて 右の頬を指でなぞる。 もう一度 「ジャジャ・・・・。」