ドアをバタンーーーーーーーーーーーーーーー

急いで開ける。


足がツルンーーーーーーーーーーーーーーーー

すべった!


「おっと~」

上半身裸のアイツが私を
抱きとめてくれた。

二人とも思いっきり抱き合う形・・・・・・・・。


「ARE YOU LOOKIG FOR THIS?]


左手で私を抱え
右手を伸ばして棚からケイタイを取ってくれる。


「はい・・どうぞ・・・。」


「はい・・ありがとう・・・。」


見た目は痩せ型なのに
凄い厚い胸板。


アイツの背中に回した両手が
何か大きな傷跡に触れた。


それは肩の辺りから腰までつらぬく様に。