ささやく言葉はI  LOVE YOU


2学期に向けて
バスケ部も新しい練習メニューやらで
ミーティングが朝からあった。

男子、女子全員集合。

夏休みもあと10日を残して終わる。

これはジャスティンが
帰国することを意味する。


「夏休み最後の土曜日
他校との練習試合がある。
練習試合といっても相手は
強豪チームだから絶対に手を抜いてこない!」


最後の土曜日・・・・・・・。

ジャスティンが出発する日。


私は試合があっても、なくても
見送りには行かないと決めていた。

「ムラタ!お前出発する日だろ?」

コーチが聞く。

「俺達は試合があるから
見送りには行けないが
絶対勝つからそれがうちら
バスケ部からの餞別だ」


「はい」

力強く頷くジャスティンは
うっすら涙ぐんでいた。


「よし!このメニューで
練習はじめ!散!」

はい!全員一斉に返事をする。

気持ちが一つになる。


試合で勝つために。

ジャスティンに勝利を捧げる為に。