私の部屋に話しにきた
ジャスティン。


今日はバニラアイスを
二人で食べる。


この間はあずき味のキスで
今日はバニラ味のキス?!

一人ニヤニヤして
想像している私。

「由香、帰るまでの時間
何しようか?」


へラでアイスを口に運ぶ
アイツもニヤニヤしている。


「まさかいやらしい事考えてる?」

顔を覗き込まれてどぎまぎする私。

考えてる事ばればれ?

「じ、自分だって!!!」



耳まで真っ赤ににして
アイツが

「何度も言うけど
オレは由香が本気で好きだ。
だから・・・大事にしたい。
・・だから・・・
・・その・・だから
えーと・・・・・・」


???何????


「・・二人の気持ちが
一緒になった時に次に進めれば
いいんじゃないかなーーーと
おもって・・・さっ・・」


凄く言いにくそうに
凄く恥ずかしそうに
私に告げる。


大人への階段は
二人でゆっくり昇るって事だね。


同じ気持ちだよ。
よーく解ってる。


私は返事の代わりに
アイツのほっぺに
バニラアイスを
ヘラでくっつけた。