~ジャスティンSIDE~


由香はまた部室なんだな。

「ねえ、ジャスティン~この日本語の意味知ってる?」


「今度カラオケいこうよ。いい歌おしえてあげるから~」


みんないい子なんだろうけど俺にはNO THANK YOUだな。

日本語が解からなければ自分で調べるし、アメリカにもカラオケはある。

俺は興味がなくてやらないけど。

もう少し静かにしてくれると本も読めるのに・・・。



「おい、ムラタ バスケやろうぜ」
最近よく話す男子が声をかけてきた。


バスケットボール・・・・・・。
やらないって決めたんだ、あの時。


「・・・・・。やらない・・。」


「ジャスティンは私たちといるんだもんね~。」

「ちぇっ・・感じわりー」

「アイツ女子寄りだからな」男子がヒソヒソと俺の陰口を言って出て行った。


・・・・・・・・・聞こえてるよ・・・・・・