ささやく言葉はI  LOVE YOU



ジョンはいつもオレを
見かけると
仕事の途中でも
手を休めて声をかけてくれた。


「調子はどうだ?」

「試合は勝ったのか?」

「コーチは元気か?」


オレが州代表に選ばれた事を
自分の事のように喜んでくれた。


俺達二人、調子にのって
夜の道でスピードを
出しすぎた・・・。


気がついたら電柱が
曲がるほど
凄い衝撃で追突していた。

ジョンは即死。
オレは重体。

地区予選の優勝トロフィーが
背中に擦れて
あの傷が出来た・・。


病院で見舞いに来た
メンバーがオレに
言うんだ。


「おまえが助かってよかった。
お前は将来有望だし、
直ったらまたバスケが出来るだろ」


みんな同じ様なことを
言って帰る。

’おまえが助かってよかった・・・’