そうだ…


笑顔でいないと…


きっと雷斗も辛いのに…



「うん!私待ってる。雷斗が帰ってくるまで絶対待ってるからね。雷斗も頑張って。」



笑顔でそう言うと雷斗はキスをしてくれた



雷斗と付き合って初めてキスしたときみたいな優しいキス



それと同時に私の右手の薬指に冷たい感触が…



手を見てみるとそこにはキラキラと光るかわいい指輪



「俺が帰ってきたら左につけるから。」



雷斗は私の耳元で囁いて行ってしまった…



「うん…。ありがと、雷斗。」



もう一度雷斗がくれた指輪に触る…


さっきの言葉はプロポーズだよね…



雷斗ありがとう…


私待ってるからね


どんなに辛くて寂しくてもこの指輪を見て雷斗のことを思い出すよ…


雷斗が帰ってくるその日まで…