機械音が、四畳半の洋室に虚しく響いた。


その間に、先程持ってきた食パンの袋を開ける。


手が汚れるのが嫌だから、ティッシュで掴んで取り出した。


何も付けず、そのまま、口に運ぶ。


食パンの甘味が、口の中でジワリと広がった。


空腹の為かより美味しく感じる。


何も付けずとも、中々いけるものだ。


あとは余った右手で器用にキーボードを叩いていく。


これが、いつもの日常だ。