ヴァンパイア・コンップレックス

焦りが高ぶってその「例外君」を追いかけようとした。
でも、追いかけたところで何をすればいいかわからなかった

ううん、効かないことを確かめるのが怖かったのかも。

そのまま、すらっとした襟足の長い黒髪の例外君の後姿を見送った。