焦りが高ぶってその「例外君」を追いかけようとした。 でも、追いかけたところで何をすればいいかわからなかった … ううん、効かないことを確かめるのが怖かったのかも。 そのまま、すらっとした襟足の長い黒髪の例外君の後姿を見送った。