真っ暗な闇の中に飛込むとそこは本当の闇の中だった。

慌てて後ろを振り返るが、入ってきたはずの入り口の光すら見えない。

「え…」
360度見渡してもどこも何も見えない本当の闇。

白雪姫は何度も瞬きしながら口を大きく開けている。

「ふふふ…」
すると闇の中から笑い声が聞こえてきた。

「だ、だれ!?」