*君を愛する理由*

コールはあっという間に終わり、裕也君の声が聞こえた。



裕也「もしもし」




空「あっ、私。空だけどなんか電話くれたみたいだったんだけど…」





裕也「あっ、かけなおしてくれたんだ」




電話先からは女の子の声と、男の子の声が聞こえてきた。





裕也「電話より会って話した方が早いな」





私に話したいこと?




裕也「とりあえず、校門まで来て」




なんだろ?



返事より疑問の方が先にきたけれど、とりあえず



空「うん。」





返事を返し、急ぎ足で校門へ向かった。