さて、なぜ僕がこんなネガティブシンキングに走っているのか。それはある恋がきっかけである。その恋は、恋と呼ぶにはあまりにも陰惨かつ暗澹としており、語るには躊躇われる内容であるが、他にやることもないので語ることにする。


コトの始まりは二年前、高校の入学式に遡る。