あたしの気持ち

「よーい、スタート」

その合図で、一斉にグラウンドの中心へ
騎馬が向かっていく。

あなたは、騎馬の上に乗っていた


わーー、わーー。

みんな、自分のブロックを応援している


ピーーーー

笛が鳴って、競技が終わった。

あなたは、騎馬から落とされてしまって
悔しそうだった。

あたしたちのブロックは、
惨敗だった。みんな悔しそう。


退場の合図がなって、
あなたや他の男子も帰ってきた。


「おつかれ~。」

「負けちった~。めっちゃ悔しい!」

川井とは、普通に話せるのに
あなたには「おつかれ」すら
話しかけられない。