「なにー?なんかあったん?」


「龍から連絡こーへんねん」


「うっそ、珍し!!!」






そうやねん、珍しいねん。



常に連絡してきて、毎日何回も電話してきた龍と連絡取れへんなんて。

見送りの時もあれだけうるさかったのに。





なんか、気のせいかもしれんけど。







「寂しいな」


「寂しい?」


「毎日うるさい犬が居ないのも変に寂しい」






赤の特攻服を靡かせて。

金髪を綺麗にセットしている龍。



うるさいくらいにキャンキャン吠えるのに。










「でも龍くんって、マジでゆいの事好きなんやろなーっ」








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