「そりゃお前、妹に変な噂流れてたら嫌やろが」
目を逸らし、寿は服を再び着てソファーに座る。
私はただ、頭が混乱したままで。
寿は私を裏切ったって。
ずっと、ずっと思ってた。
けど本当は私を心配していて、悠介に頼んで噂の真実を知ろうとしていた。
そして噂は嘘で、凄く喜んでくれて。
「…寿」
「なんや」
「ちょっと寿の事好きなった」
どうして私が地元の人に恐れられているとか。
どうして変な噂が流れたとか。
その真実は言えないけど。
「あかんって、双子で血繋がってるねんから恋愛なんてっ」
「アホちゃうか」
寿は、
最高の兄。
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