夕焼けから夜空へと変わっていく。
それはとても、幻想的で。
「ゆいには後、恋が必要なんかもねっ」
「恋」
「てか可愛いのに勿体ないわー」
「いやいや、あり得ないっす」
「……………」
恋、か。
でも今までしたことないし。
まぁ出来る環境じゃなかったからもあるけど。
『覚悟しといて下さい』
ふと、海の上で言われた言葉を思い出した。
結局何の覚悟か分からないままやけど。
「恋って、どんな感じなん?」
「なんか胸がきゅーんってなって、ドキドキすんの!!!」
「きゅーん…ドキドキ」
「他の女と一緒にいたら、悲しくなったり切なくなったり…」
「し、紫織?」
「とにかく!!!恋は素晴らしいってことっ」
「は、はい」
結局いまいち分からなかったけど。
それは実際体験してないから分からないだけで。
その時になったら分かるんかな?
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