「てかさ、黒澤ってghostの元総長やったんやね」
「あれ?紫織も知らんかったん?」
「うん、確かに中学ん時は荒れてたなーって思ったけどっ」
「想像出来ひん」
てっきり紫織と悠介同じ中学やから知ってると思ってた。
ニコニコ顔の悠介が荒れてた、ね。
うん、やっぱり想像出来ひん。
「あーあ、なんか高校卒業したくないな」
「ん?」
「だって卒業したら紫織とか皆に会う時間減るやん」
「……………」
「入学した時は全然やったけど、今は高校生活楽しいもん」
「ゆいー!!!」
「わっ…!!!」
紫織に抱き付かれ、お湯が跳ねる。
濡れた髪は、更に濡れて。
でも、寂しく感じるのは本当。
今では仲間もたくさんいるし、友達もいる。
入学したときはこんな風に思うこと無かったのになぁー。
うちが変われたんは皆のお陰でもあるんやね、きっと。
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