白虎連合Ⅲ






目の前には龍の真剣な顔。

海水で濡れた金髪は、太陽の光でキラキラと輝いていて。





「俺、もう遠慮しないっすから」


「え?」


「今まであの人がおったから俺も大人しくしてたけど、卒業した今はもう関係ないですし」


「あの人?」


「俺は舎弟以前に男ですから」






遠慮って何を?

あの人って誰?





疑問に思ったけど、深くは追求出来なかった。




だって私の目に写る龍が知らない人に見えたから。




私は何かを忘れている気がする。

でもそれは、無意識で忘れたのか無理矢理忘れたのか分からない。







「覚悟、しといて下さい」









そういう龍の顔は、いつもの笑顔に戻っていて。





私は小さく頷いた。









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