約一ヶ月ぶりに会った夏美は何も変わっていない。
猫目で、可愛らしいまま。
でも、夏美は偽"ghost"事件で青龍に犯されてしまっていて。
それが今でも心が痛い。
「夏美、体大丈夫?」
「大丈夫ですよ!!!今更じゃないっすかっ」
「せやけど、」
「それにゆいさんみたいに強くならな、朱雀の頭はれないですからね」
夏美と私は同い年。
でも、夏美は強い。
そんな子が慕ってくれるなんて。
嬉しいことやわ、本間。
「森高さんの祝い場所、この辺なんですか?」
「え?うん」
「ほな送りますよ、乗って下さいっ」
「ん、お言葉に甘えさせて頂きます」
夏美の後ろに跨り、微笑みかけて。
それを確認するとハンドルを回し、バイクは発進した。
うむ。
いたせりつくせりやね。
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