「掛けんぞ」 「う、うん」 ピッと、寿は通話ボタンを押す。 私はそれを緊張しながら見守ってて。 子機を耳に当てた。 『Hello?』 電話口から聞こえる女性の声。 受付嬢? ん? てか寿って。 「……………」 『Hello?』 「……………」 「と、寿?」 子機を持ったまま固まる我が兄。 もしかして。 もしかして。 ソッと子機を耳から離し、寿は私に苦笑いを浮かべて。 「俺、英語分からん」 えぇー?! .