ひょこっと階段から現れたのは、珍しく制服を着ている龍で。
鞄とコンビニ袋を持ちながら笑顔を向けてきた。
「病室行ったら居なかったんで焦りましたよー」
「あぁ、ごめん」
「これ紫織さんからノートです、あと蓮からお菓子で…」
「あ、ありがとう」
「隊員達からは…、」
「……………」
「……………」
ガサガサとコンビニ袋からやっと視線を変えて。
視線の先には手を繋いだままの私と尚輝くん。
「……………」
「……………」
間。
そして間が終わると龍は腕を上げ、
「ふんっ!!!」
「うわっ!!!」
「ひっ、」
私と尚輝くんの手を。
思いっきりチョップ。
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