ふと背後から声が聞こえて、反射的に振り向く。 そこには一人の男が立っていて。 色素の薄い茶髪。 人懐っこい笑顔。 身長は、龍くらい。 「なぁ、隣いい?」 声を掛けられ、私の視線は再び前へ。 すると男の子は苦笑いを浮かべ、私の隣に腰掛けた。 タバコを食わえ、火を付ける。 煙は同じように空に消えて。 「あ、煙たい?」 「別に」 「そっか」 素っ気なく返事し、飲み物を口に含む。 別に冷たくしたつもりもないけど。 仲良くない人とどう接したらいいかわからん。 ま、いっか。 「げほっ!!!」 .