「華風や…」 「しかも二代目総長?!」 「すげぇ、」 体育館に入ると、それはそれは注目の的。 そりゃ今まで幹部なんがいきなり総長なったらびっくりやんね。 うちかてびっくりしてんから。 「ゆいー!!!一緒のクラス!!!」 「まじで?!」 「ほらほらっ、あそこ!!!」 テンションが上がった紫織の指差す先は、体育館内に貼られたクラス表。 そこには、 三年五組 華風ゆい 水嶋紫織 「やったーっ!!!」 「マジ担任感謝!!!」 紫織と抱き付き、二人でキャアキャア騒ぐ。 こりゃ幸先いいなっ。 .