白虎連合Ⅲ






「うん」





ゆっくりと頷く紫織は、空を見上げる。

私も同じように空を見上げて。







「うちは、英寿くんに拾われて再会した時に白虎に入った」


「うん」


「ずっと他人に興味も無くて、でも英寿くんと雄大くんに対しては違ってん」


「うん」


「それから龍も蓮も入って、うちにとっては大事な居場所の一つになった」






昔の事を思い出す。

映像が頭の中に入ってくる。







「だから、二人が造った白虎を潰したくないし汚したくない」


「ゆい、」


「でも英寿くんみたいな人になれる自信もない」


「……………」


「二人が持っているのもを、うちは持ってない」






きゅ、と紫織の手が私の手と重なる。

私はまだ、空を見上げたままで。



涙が流れそうになった時だった。











「気に入らねーっす」






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