そういえば、何かあった時一番に気付いてくれるのは紫織だった。 龍と喧嘩した時。 絵里の時。 そして今。 自然に笑みが零れていく。 「さ、ゆいお菓子食べっ」 「ありがとう」 「もう直ぐ夏かー、海行きたいなっ」 「うん、」 「高校最後の夏休みやもんねっ」 わざとか本気か分からないけど、明るい話に心救われる。 蓮、あんた本間に紫織の彼氏で幸せ者やで。 「なぁ紫織、」 「ん?」 これだけ心配して気を使わせちゃったもん。 「うちな、本間は不安やってん」 自分の思ってる事、伝えな。 .