白虎連合Ⅲ






きっと今、私は情けない顔をしている。

それを見せたくなくて下を向いた。






「今日だって、あんなに族がいたのに全然普通やったし」


「…うん」


「それどころか逆にボコボコにしたやん」


「…うん」


「そんなに肝座ってる女の子、ゆいぐらいやで」






ゆっくりと手が伸びてきて、私の頭を撫でる。

冷たくなっていた心が段々暖かくなっていく。




弱い部分は見せたくない。

でも今は、そんなプライドいらない。





私はそんなに強くない。





白虎連合総長と云うプレッシャーに負けそうになっていた。

英寿くんに追い付こうとて、自分が何をしたいのか分からなくなっていた。





本間、アホちゃん。







「大丈夫、大丈夫やから」


「……………」


「ゆいかて人間やもん、悩むこともあるもんな」


「紫織、」


「ほら、あたしら親友やろ?」






チャラ、と視界に入ったのは北海道で買ったお揃いのストラップ。



顔を上げると、柔らかい笑顔が私を包んでくれた。








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