白虎連合Ⅲ







風が吹き、ざわざわと草が揺れる。

金に近いお互いの髪も靡いて。







「あたしな、高校入る前からゆいの事知っててん」


「え?」


「夜、街で遊んでる時に白虎の暴走見たから」


「…そうなんや」






全然知らなかった、中学時代を見られてたなんて。



草をいじり、ジュースを地面に置く。

代わりにタバコを取り出した。






「女の子やのに白虎にいるって凄いと思った」


「……………」


「それだけでも凄いのに黒の特攻服羽織ってるし」


「あぁ…まぁ、」


「だから、ゆいが総長なるってなった時感動しちゃった」






紫織はエスパーなのだろうか。

私の悩みに気付いてくれて。




誰にも言えず、誰にも頼れなくて。







「ゆいは白虎総長に相応しいでっ」







涙は出ない。




でも、泣きそうになった。








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