「もうすぐ中間テストやからなー、ここ特に覚えとけよー」 教壇に立つ先生の言う通り、ノートにしっかりと公式を写す。 それが終わるとペンを置いて空を見上げた。 紫織もいないし、悠介もいない。 龍だっていないし。 なんか、暇。 「華風、聞いてんのか?」 「聞いてますよー」 うちが停学食らってた時、紫織も寂しかったって言ってたっけ。 毎日、こんな感じやったんかな。 「ほな授業終わりなー」 チャイムが鳴り、皆ざわざわと騒ぎ出す。 私は財布を取り出して教室を後にした。 早くパン買おっと。 .