「ごめん、なんでもない」 愚痴るつもりなんか全然なかった。 これじゃ総長失格。 結局まだ、私は英寿くんに縋っている。 「ゆい、」 「嘘、めっちゃ充実してる」 「あのな」 「龍や蓮も頑張ってくれて、めっちゃ楽」 「聞けって」 ぐいっと肩を掴まれて、無理矢理体の向きを変えられる。 目の前には英寿くん。 そして、 「行くぞ」 「はい?」 「散歩や、散歩」 腕を掴まれ、立ち上がらされ玄関へ。 って、え? .