「てか、雄大さんと英寿さんって毎日何やってんすか?」


「あ、俺も知りたいっす」






やっと乱闘も終わり、まったりモード。

鍋の締めを食べ始めた時だった。






「あー、お前ら知らんかったっけ」


「ゆいには教えたよな」


「うん」


「えー!!!そうなんすか?!」






ずるい!!!とキャンキャン喚く龍を無視し、お茶を一口。

紫織も満腹なのか、カクテルを飲み始めていた。


てか、ずるいって言われても。

うちは引退しはった日に聞いたからね。







「俺は専門学校行く為に金貯めてる」


「んで俺は家継ぐために勉強中ってことっ」






二人が引退した、本当の理由を。








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