「うっわー!!!二人共何にも変わってないっすね!!!」


「ああん?」


「いや、ごめんなさい」







久しぶりに会った二人は本当に変わらぬまま。

そういえば最後に会ったんは英寿くんの誕生日ぶりやっけ。







「英寿くん、ここどーぞ」


「ん」


「ゆい俺はっ?」


「雄大くんは空いてるとこどーぞ」


「……………」






大きなテーブルを囲んで三人ずつ並んで座る。



英寿くん、私、紫織。

雄大くん、蓮、龍。



せっかく買った蟹やから、みんなで食べたくて。

だから我が恩師を呼んだわけ。




ちなみに、






「蓮!!!まだ野菜に手をつけんな!!!」


「ええー…」


「龍!!!お前もな!!!」


「雄大さんうぜぇ!!!」






雄大くんから離れたのは、うるさいくらいの鍋奉行だから。



龍、蓮、ごめん。







.