近すぎてわからないことって、よく聞く言葉。

現に私もそうかもしれない。



よく見れば龍ってなんでも似合う気がする。



特攻服も制服も。

私服だって。







｢ちょ、ゆいさん聞いてます？｣


｢ん？｣


｢もう買いましたよって｣


｢あ、うん｣






紙袋に入った説明書と充電器。

そして携帯を受け取りショップを後にする。





また何かを考えそうになった。

そしてまた、考えるのを止めた。





修学旅行から私は変になったのかな。







｢ほな帰ろっか｣


｢はいっ｣







外はもう真っ暗。



また集会開かなな。








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