「俺の外見が変わったからって急に群がってんじゃねーよ。それに俺はお前ら見てーな奴らと喋らねーよ」
いつもいつも…………
俺の外見だけみて反応しやがって………
俺はそれが一番キライなんだよ
誰も、“俺”を見てくれない………
でも、そんな俺に花を咲かせてくれたのは……
コイツ…………、凛
だから………
「俺はお前らみたいな女も興味ない。それに俺には凛っていう大切な彼女がいる。だから、勘違いされるよーなコトはしたくねぇ。あと男子も、今更仲良くするとか別にもうどーでもいい、一々めんどくせぇ」
俺には凛っていう大切な彼女がいるーー………
こんな恥ずかしいコト、もう一生言わねーからな……
俺はそう言い切って、
隣で、顔を真っ赤にする凛の腕を掴み教室を出て行った

