「…………好きな人、出来た」 私は真っ直ぐに莉依ちゃんの目を見て真剣に言った 『………そう??良かったじゃん』 莉依ちゃんはその私の真剣な一言に、優しく微笑んだ 「…………うん!!莉依ちゃんには言っとく。私の好きな人は………」 『………ふふっ……佐伯蓮でしょ?』 「うん………………って、え!??」 今言おうとした人物の名前を先に言われた 『やっぱり、最近凛の方見るといつも視線の先はその人だし……さっきの涙の理由もその人なのかなって、薄々思ってた』 さすが莉依ちゃん…………