私は必死に追い掛けて蓮の元へ





「…………お金っ…か、返す!!!」




私は再び財布を出す




そんな私を見て、蓮は普通な顔して



「…………別にいい」




そんなコトを言う




「……いやっ、でも…………」




彼女でもないのにコレはダメでしょ………




「俺の奢り」



でも、蓮はそう言ってくれた




私は悩みに悩んで奢ってもらう事に



私は少し下を向いて……



「…………ありがと」



そう小さな声で言った