スイートな恋はいかがですか?




「ただいま~」



家に帰るとお兄ちゃんは
もうお風呂から上がっていた



結構な時間健飛の家にいたんだな



もう8時かあ..



時計は既に8時を過ぎていた



「小陽遅かったな」



濡れた髪をタオルで拭きながら
ソファに座ってるお兄ちゃん



「ちょっと健飛と、ね」



ん?なんか機嫌悪い??



なんかお兄ちゃんの顔が強張ってる
様に見えたのは気のせい?



「お兄ちゃん..?」



「何?」



やっぱり目合わせてくれないよ..



「な…なんで怒ってるの?」



お兄ちゃんのスエットの
裾を思わず握った