スイートな恋はいかがですか?




健飛の家の目の前に立って
インターホンを押した



――ピンポーン



「はい」



押して3秒ほどでインターホン
越しに女性の声が聞こえた



恐らくお手伝いさんだろう



「あの本郷です。
健飛君いらっしゃいますか?」



今更君付けなんてちょぴり
変な感じだけど..



しばらくすると門が自動で開いた



「中へどうぞ」



インターホン越しに言われるがまま
中へ入って行く



なんか懐かしいな..



そういえば1年ぶりくらい
かもしれないなあ



私が懐かしみながら中へ入って行くと
玄関の前に健飛が立っていた



わざわざ出て来てくれたんだ



私は走って玄関に駆け寄った



「遅かったな」



「あっ…ごめんね..」