スイートな恋はいかがですか?




私の家分かるのだろうか
っと不安だったけど
道は家に帰る道で正しい



なんかすごいなあ



ただ感心した



途中私の手の上に光君の手が
重なって胸が高鳴ったのは内緒



なんの案内もなしに
無事家まで着き車を降りた



「じゃあまた学校でな」



「うん、ばいばい」



私は車が見えなくなるまで
手を振って見送ると
まず急いでガレージに向かった



白い外車があれば
お兄ちゃんが帰っている



出来れば帰ってないで欲しい



そう願いながらガレージを覗くと
白い外車はなく、黒い車2台しか
なかった



思わずよかったと呟いた



それから玄関を開けて家に入ると
郁君が心配そうに玄関に駆け寄ってきた



「小陽様、お帰りなさいませ」



そんなに心配しなくてもいいのにな



ちょっと苦笑いしながら
私は鞄を郁君に渡すと



「ちょっと健飛の家に行って来るね」



そう言って再度玄関に手を掛けた



「健飛様の家ですか?では私も..」



「あっいいよいいよ。
言ってもすぐそこじゃん」



私は少し薄暗い外に飛び出した



健飛の家はうちの隣の隣



近いんだけど
この辺の家は1つあたりの
家の敷地が大きいから
ちょっぴり遠く感じる