「紅茶とか飲める?」
隣りに腰掛けた光君が
私の顔を覗きながら尋ねた
「あ、うん!好きだよ」
「よかった、今滝口が持って来るよ」
それにしても広いな~
私は部屋を見回した
私の部屋の2倍はあるよね
部屋をキョロキョロしていると
滝口さんが部屋に入ってきた
「お口に合うか分かりませんが
よければお召し上がりください」
目の前に紅茶とお菓子が置かれた
わ~美味しそう
「ありがとうございます。
あの…お構いなく」
私は紅茶を一口飲んだ
甘くて美味しい
「小陽のそんな顔初めて見たかも」
私があまりの美味しさに
うっとりしてると隣から
光君がそんなこと言い出す

