「…………


あのさ、そろそろ寝…る?」


さりげなーく話題を変えてきたセンパイ。


そういえばさっきからちょっと眠たい気がするような…。

あ、そっか!

よく考えたら今ってもう夜の2時だもんね。


「そうですね。

明日も部活あるし、そろそろ寝ましょうか。」


「……………おう。」


「センパイはお布団がいいんでしすよね?」


「……おう。」


「じゃあ私はベッドで寝るんで、何かあったら声かけてくださいね。」


「………おう。」


「あは!

センパイ“おう”しか言ってないけど大丈夫ですか?」


「………おう。」


「ふふ。

まあではそういうことで。


おやすみなさい。」


「………………おう。」



急に無口に戻った気がするけど、眠たいからかな?


少し気になるけど、今はとりあえず寝ることにしよう。


センパイが布団に潜るのを確認してから、部屋の電気を切った。



センパイおやすみなさい。