『まてよッ!危ないから送る!』
『ホントに大丈夫だよ‥』
浬は手に持っていたコーヒーを一つ渡すーーー
『これでも飲んで待ってて』
携帯を取り出し何処かに掛けたーー
『車直ぐに来るから‥そこ座ろうか‥』
近くの椅子に二人で座ってコーヒーを飲んだ。
浬がクスッと笑ったー‥
『なんか変だな…夜の暗い病院でコーヒーなんか飲んで』
『フッ…そうですね』
浬の携帯のバイブ音が静かなフロアーに響いたー…‥
『あぁ‥今いく』
パタッと携帯を閉じて内ポケットに仕舞う…そんな動作すら優雅で見とれてしまう…
『車が来たから行こうか‥』
『ハイ‥』
二人して立ち上がると浬は紅美の手からカップを取り自分のカップと一緒にダストboxに捨てた…
夜間入口に向かって歩きながらーーー
『久し振りに今度ゆっくりメシでも行こう‥』
『ハイ‥』
外に出ると既に車が停まっていた。
二人に気付くと車から降り立ち後のドアを開けたーー
『どうぞ…』
『有難うございます。』
