今夜は皆、波音の側に居ても良いと特別に許可がでたーーー
置かれているソファーがベッドになると先程の看護師が説明してくれた後、毛布を持って来てくれた。
母親の耶音を無理矢理に横にならせた‥毛布を掛けて漣が宥めるように頭を撫でていると微かに寝息が聞こえて来た…
いつのまにか凪も椅子に座り毛布に包まって寝ていた…
漣は立ち上がり波音のベッドの端に腰掛け話しかけているーーー
浬はそっと部屋を出て自販機の在る一階まで降りたーーー
自販機でカップcoffeeのブレンドを二つ買い部屋に戻ろうとエレベーターを待っていると…
『真咲くん!!』
静かなエントランスに声が響いたーーー
浬が振り返ると紅美が立っていた。
『こんな時間にどうした?』
『ごめんなさい‥どうしても波音チャンの様子を知りたくて…』
『そうか‥今日は色々と迷惑かけてすまなかった…』
『いえッ迷惑だなんて…』
『紅美が知らせてくれて助かったよ‥ありがとう…』
『私なにも…それに波音チャンを護れなかった‥もっと早く気が付いていたら…』
