lose faith



父親と波音を見ていたら、思い出して悔しさと情けなさに摯絞めた拳が震えた…


不意に父に話し掛けられ、ハッとしたーーー



『浬‥後は頼む..俺は社に戻って話しをつけてくるから…』



『ハイ…』



浬は一言だけ返し父親を見つめ頷いたーーー



父親の漣はまたそっとベットに近寄り波音の頬にふれる…


『ノンッ‥早く起きろよ!後でお前の好きなアイスクリーム買って来てやるからッ‥』


また父の声が震えているように聞こえたーーー



『ノンッ…また後でなッ…』


と言って波音のオデコにそっとKissをして…



母親の耶音にもKissをしてギュッと抱きしめたーーー


『行ってくる‥』



と言って部屋から出て行ったーーー