不意に処置室の扉が開いたーーー
出て来たのは処置に当たってくれた脳外科の医師と看護師だったーーー
『真咲サンのご家族の方ですか?』
皆、立ち上がり‥
『ハイそうです‥』
『大変お待たせしました‥検査の結果、脳には何の異常も有りませんでしたのでご安心下さい‥ただ堕ちた時に身体を強く打ち付けているのでほぼ全身打撲傷です‥内臓の損傷も無ので、後は意識が戻れば1週間程度で退院出来ますよ…』
『そうですか‥有難うございます。』
父親の漣が深く頭をさげたーーー
側にいた看護師が‥
『処置が済みましたら8階の脳外科に移りますので今暫くお待ち下さい。』
頭を下げて医師と看護師は立ち去ったーーー
大丈夫だと聞いてホッとしたのか母親の耶音がフラッとよろけた…
父親の漣が咄嗟に抱き留め近くの椅子に座らせた…
そして漣も隣に座り自分の胸に耶音を抱き寄せた…
『良かったッ....』
一言呟き、ギュッと耶音を抱きしめた....
