「愛菜のバイト、反対してるらしいじゃん。」



ビール片手に怪訝そうな翔太の顔。



「あ?愛菜の奴、もう喋ってんのか。」


「で?なんで反対してんの?」



建前の理由なら知ってるけどね~。



「はぁ?!お前なぁ、教育者だろ。ちゃんとお前からも指導してくれよ。」


「なにを?」


「なにを?じゃねぇよ。バイトするなってだよ。」


「なんで?」


「なんでって、まだ高校生だろ。」


「俺らだってしてたじゃん。それにウチの学校バイトOKだけど?」