「ハッハッハッ!!

あなた本当に面白いわね」


一気に脱力し、問いを重ねた私を志乃さんは大声で笑い飛ばした。


私、そんなにおかしなこと言ったかな?


寝起きの思考力の鈍った頭を捻りながらながら見上げ、説明を乞うような眼差しに、志乃さんはやっと笑うのを止めた。


「あなた、昨日のこと覚えてる?」


『昨日は……』


学校に行って授業受けて、お昼に鈴沢会長と話をして、それから事務所に……。


そこまで思い出していっきに顔を赤くした。

ようやく状況が呑み込めたのだ。